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大会実行委員長 渡辺雅之
東京学芸大学 教授
いろはにほへと塾 塾頭













その11 善元幸夫先生ベトナムで授業をする ( 2010.04.30 )

 敬愛する善元幸夫先生(新宿区立大久保小学校 日本語国際学級)がベトナム、タイグエンから2時間ほどのキュウドワン小学校で授業された。

 善元先生に初めてお会いしたのはいつのことだったのでしょう。総合学習のことを調べているときに、日韓合同授業研究会に参加させていただいた時に、人権教育の授業で学生を新宿区立大久保小学校へ引率した時に、東アジア教育文化学会で、韓国馬山で、お話しさせていただきました。圧倒的なパワーで、しかし、しなやかに、相手に寄り添うやさしい目(結構かわいい目をされていますよ)で語りかける。安心感に抱かれた授業で子どもたちは再生してゆくのです。  

 日韓合同授業研究会会報「ウリ」第70号(2010年3月25日発行)にそのレポートが載りました。以下はその抜粋です。

1.授業「ぼくたちは太陽の子どもなんだ!―太陽と山に住む人たちー」

 2009年12月26日、ハノイ北西90キロの山村にある、教員数18名のキュウドワン小学校、4年生のクラスで授業を行った。タイー族18名、モン族10名の少数民族出身の子どもたちだ。

 今回の授業は、ベトナムの先生が母語維持教育の大久保小日本語国際学級を訪れたことに始まる。

 「国際化の中で、次の世代を生きぬく子どもたちに贈るメッセージ、お互いが知らないということは偏見や差別につながっている。子どもたちが、自らの生活の中で『自分自身、自分たちの文化・生活』を学ぶことで、自分たちの未来に対する選択の可能性をひろげ、『自尊の感情』の形成を培っていきたいと考えたからだ。」

2.ねらい

・人間と太陽の歴史、今あなたはどこにいるのか!:子ども自身の未来を考えるため太陽の進化を知り、その意味を考える。

・太陽の進化と生物の歴史から自らの生き方を考える。

・村の生活、親の仕事、そして命にふれる(これは今年の予定)

3.授業の展開

(1) 地球の誕生日: 
先生は日本の東京から来たこと、先生の学校は外国から来た子どもたちが多いことを紹介。今日は皆さんと私たちはどこから来たのか、そしてどこに行くのかを考える。そのためにこの地球の誕生日を問いかける。どんなものにも誕生と終わりがあり、その終わりからまた新しいものが生まれる。地球の誕生が太陽から分かれて出来たことを知らせる。「だから地球は太陽の赤ちゃんだね。」

(2)生物の誕生:
 
地球のはじめは真っ赤に燃えていた?このとき生き物はいたかな?そういない。最初の生命体を示す。

(3)初めてのヒト: 
地球の一番最初の人間とは誰かを問いかける。科学者がつくった200万年前のヒトを紹介し、科学への興味を促す。いろいろな種類のヒトがいたことを知らせる。サルとヒト。その違いを話し合う。

(4)ベトナム人はどこから来たのか?: 
ベトナムの2年生のひょうたんの絵からひょうたんからベトナム人は生まれた、太陽もひょうたんと形が似ている。ヒトの始まりを教える。ヒトはアフリカから始まったことを伝える。

(5)あなたと隣の人のちがいは?: 
みんなと日本から来た人たち、何か違いはあるか考えさせる。

 「最後はベトナムの子どもと日本人の違いを話した。私たちは太陽の子どもなんだ。普遍性と固有性を重ねて考えた授業であった。」

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