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1.SEA GAMES 2009
2.’09年アジア室内競技大会
3.ベトナムのスポーツ事情
4.ベトナムの陸上競技
5.ベトナムのマラソン大会
6.ベトナムのサッカー
7.その他のスポーツ










2.2009年アジア室内競技大会(ハノイ)


昨年10月30日から11月8日まで、ハノイにおいて44の参加国(地域)により「第3回アジア室内競技大会(Third Asian Indoor Games)」が開催されました。2003年にハノイを中心として開催されたSEA GAMES以来のベトナムにおける国際的なスポーツ競技大会。競技はほとんどハノイでの開催。しかし、ホーチミン市、ハイフオン、クアンニン、バクニン、ハイズオン等、ベトナム各地においても開催されました。

参加人数は総勢3,472人。日本から127名参加。日本にはあまりなじみのない競技が多く、メダルはフットサル、フインスイミング位で、メダル獲得にはあまり貢献せず。主要競技である室内陸上競技には日本は不参加。なお、この大会開催のため、ハノイ郊外My Dinhスポーツ選手養成センター敷地内に室内競技場を建設(34億円)されました。

3.ベトナムのスポーツ事情


東南アジアにおいては経済成長の進んでいるタイ、シンガポール、インドネシア、ベトナム等は、今後においてはスポーツの実力はより向上するものと思われます。その中でもベトナムの進歩には注目すべきものあります。

東南アジアにおける総合競技では、タイが圧倒的に好成績をあげているものの、近年、台頭してきているのがベトナム。ハノイ郊外NHONに大規模な国立体育訓練センターが開設されており、陸上競技、サッカーを含めて全ての球技、射撃、徒歩圏内には柔道場、水泳競技施設等、ほとんどの種目の練習が可能。親善試合のため訪越のヨーロッパ、南米等サッカーチームが同施設で宿泊することもありました。規模は小さいものの、ホーチミン市、ダナンにも国立体育訓練センターが開設され、08年にはカントーにも開設。また、ハノイのセンターではカンボデイア、ラオスの選手も受け入れています。

同センターには、ドイツ、ロシア、中国、韓国等からコーチが派遣されていますが、日本からの派遣は現在のところなし。地方レベルにおいては、日本からはJICA青年海外協力隊のスポーツ分野としての隊員派遣がある程度。なお、ハノイにおいてはボート、セーリング、カヌー等を、西湖の畔に訓練センターが開設されました。

ベトナム政府による、青少年の健全なる育成は、スポーツ振興が最も重要ということもあり、青少年のスポーツ振興には多大な努力を行っています。しかしながら、学校教育におけるスポーツ施設が遅々として進まないため、スポーツ教育の更なる発展は今後の課題。特にスポーツの基本である陸上競技は、国際的レベルからは程遠いもので、関係者の奮闘に期待したい。

各省、各市にはスポーツ局があり(近年機構改革により、文化スポーツ観光局組織替えしたところあり)、各省、各市における選抜選手に対する強化訓練はこれらスポーツ局が中心となり実施。練習場所は各市(省)スポーツ局関連の陸上競技場を使用するのが普通。また、陸連、サッカー協会等、各種スポーツ団体は、この陸上競技場内に事務所を置く所が多いようです。ハノイの場合は市内中心部の旧国立競技場内に、ハノイ陸連、同サッカー連盟、同テコンドー連盟、同バドミントン連盟等が事務所を設置しています。

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