日本のように学校教育の場におけるスポーツに要する機会は非常に少なく、また、実業団のような大会はほとんどないこともあり、素質ある選手の発掘は困難、しかし、各省・市スポーツ機関においては、省、市レベルによる陸上競技等各種大会を定期的に開催。また、国内陸上競技大会開催等により、近年においては素質ある青少年の発掘にはある程度効果が出ており、将来有望と思われる選手も増えつつあります。
前記のように学校教育の場におけるスポーツ施設は完備されていないため、ホーチミン市では各区に設置されている陸上競技場を、幾つかの高校が曜日と時間を定めて陸上競技の練習を実施。季節によるものの、早朝5時ころから先生に引率されての男女高校生の練習を行っている。大体トラック一周400mの陸上競技場を使用。
陸上競技のうちトラック競技における日・越公式記録についての一部を比較すると次の通り
(2009年10月現在)
ベトナム 日本
(男子)
100m 10秒20 10秒00
400m 47秒06 44秒78
800m 1分49秒81 1分46秒16
1,500m 3分52秒18 3分37秒42
5,000m 14分46秒51 13分13秒20
10,000m 30分21秒51 27分35秒09
マラソン 2時間20分台 2時間06分16秒
(女子)
100m 11秒54 11秒24
400m 55秒52 51秒75
800m 2分06秒95 2分00秒45
1,500m 4分14秒32 4分07秒86
5,000m 15分43秒30 14分53秒22
10,000m 34分48秒28 30分48秒89
マラソン 2時間48分台 2時間19分12秒
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